sXGPサービス導入事例一覧 – 福井大学医学部付属病院

sXGPサービス導入事例

福井大学 医学部付属病院

次世代PHSとして、
音声だけでなく、
アプリケーション
連携することで
情報端末として活用

福井大学医学部付属病院
福井大学医学部附属病院(以下、福井大学病院)では、通話品質だけでなく、データ通信、音声通信のいずれにも優れた性能を発揮するLTEを自営無線として使えるプライベートLTEである『sXGP』の試験導入を実施しました。

医療機関における課題

今、医療機関が直面している課題である『WiFiの干渉問題』と『自営PHSの後継問題』。
福井大学病院では、医療情報部の山下芳範副部長(以下、山下氏)監修の元、電子カルテや医療機器のデジタル化などを背景にWiFiを活用した院内ネットワークの構築を他の大学病院に先んじて進めています。福井大学病院は、複雑なセル設計を不要にするシングルチャネルを採用し、既に2000台強のスマートフォンを収容する無線内線システムを構築、従来の自営PHSからの移行を果たしました。そして、この無線内線システム上で、「次世代ナースコール」と電子カルテのを通じて、患者の情報を管理できるスマートフォン連携の環境構築を実現しました。

しかし、Wi-Fiの技術自体の制約から、シングルチャネルを用いても、通話品質の確保は難しく、自営PHSより通話が途切れやすくなるといった課題も残っています。

導入効果① sXGPでアンテナ数を削減

福井大学病院では、他の無線システムとの干渉の懸念が少ない5GH z帯を中心にWi-Fi網を構築していますが、
Wi-Fiの場合は1フロアをエリア化するのに約 20台のAPが必要でした。

sXGPでエリア構築したところ、電波が物陰に回り込みやすい1.9GH z帯を用いているため、2台のAP(予備機1台設置計3台)でWi-Fiよりも効率的に1フロアのエリア化ができました。
Wi-Fiの場合_アンテナ数
Wi-Fiの場合 20台
sXGP_アンテナ2台
sXGPの場合 2台

導入効果② 安定した通話品質

試験導入にあたり、患者の命を預かる医療機関において優先順位の高い要素のひとつが通話品質です。 実質2台のAPでエリア化されたフロアで運用した結果、Wi-Fiと比べ「通話が途切れにくくなった」「圏外エリアが減った」「音質がクリアになった」などの声が寄せられました。

このうち音質がクリアなった理由について山下氏は、「Wi-FiでVoIPの音質低下の原因となっていたパケットロスが、sXGPではほとんど生じていないため」と評価されていました。

導入効果③ 内線電話は『電話』から
          『情報端末』へ

今回、山下氏が掲げたトライアルのコンセプトは、今後病院で活用すべきデバイスは音声機能だけの「電話」ではなく、音声機能に加えてアプリケーションも活用できる『情報端末』であるということです。

福井大学病院では、スマートフォンを利用し、ナースコール連携のみならず、三点認証や電子カルテ閲覧などを対応していくことを進めておりました。 sXGPのネットワークを用いたスマートフォン活用でも問題なく動作できることが確認されております。

IoT化
また今後病院では心電図やバイタルデータモニターなどIoT化を進めていくうえでも、安定した通信環境のみならず医療機器に影響を与えないネットワークとしてのsXGPには大きなポテンシャルがあると山下氏は期待されております。
IoT化